フェールセーフに
徹底したガイドライン

 今回、遠隔型自動運転システムを公道で実証実験する場合、当面は原則として20km/hを超えない速度に制限された。具体的な実験速度が示されたことが17年の通達との最大の相違点といえる。そして実験車の正面と背面には、“自動運転の公道実証実験中”の表示をするように求められている。

 万一のトラブルのときに、現場に急行した警察官が遠隔型自動運転システムの知識不足の場合、対応に困りかねない。そうならないように、実験車両の原動機などの停止方法に関する資料を警察に提出しておく必要がある。当然、実験の関係者もトラブルの現場に急行できるように準備が必要だ。

 実験車両の条件としては、警察官などがその車両に乗車して、まず実験施設内などで手動で走行させられるかどうかを確認する。そのうえで、実証実験を行う道路を手動運転で安全に走れるか確認しなければならない。フェールセーフに徹底したガイドラインだ。

 それにしても20km/h未満で走行すると、“遅すぎて周囲のクルマに悪影響を及ぼす”のでは……。その点を当局関係者は、どう考えているのだろうか。

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(CAR and DRIVER編集部)