米中両国は11日、貿易戦争の緩和へ向けた協定の第一段階で基本合意に達したと発表した。米国は来週に予定していた関税率の引き上げを保留する一方、中国は米国産農産物の購入拡大で合意した。  ドナルド・トランプ米大統領は中国の劉鶴副首相(経済担当)とホワイトハウスで会談後、記者団に対し「われわれは非常に大きな第一段階の合意に達した」と述べた。  トランプ氏は中国が合意の一環として400億~500億ドルの米農産物の購入や、国際金融サービスにおける一段の市場開放を約束したと語った。第一段階とされる協定は向こう3~5週間で最終調整を完了するという。