テクノロジーは競争上の優位性をもたらすのか。企業はそう考えている。米マクドナルドは3月、3億ドル(約325億円)を投じてイスラエルの人工知能(AI)分野の新興企業を買収した。天気と売れ筋商品をもとに、顧客ごとにカスタマイズされたメニューを提供するためだ。同社は現在、ドライブスルーで車のナンバープレートを識別するシステムの導入を検討している。顧客の購買履歴に基づき、スーパーサイズのメニューを提案するかもしれないし、いつものハッピーセットを出すかもしれない。スティーブ・イースターブルック最高経営責任者(CEO)は「テクノロジーはわが社の『ベロシティー(速度重視の)成長計画』に必要不可欠な要素だ」と述べている。