筆者の直接的な回答は、「年金基金などの機関投資家が使っているリスクとリターンの数字から求めたものです」ということになる。

 リスクとリターンの数字の一例として、国家公務員共済組合連合会(以下「KKR」)の平成30年度業務概況書から拾った、国の経済前提ケースEを前提にした時の5年間の期待リターンとリスクの数値を見ていただこう。

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*国家公務員共済組合連合会「平成30年度業務概況書」を基に筆者作成 拡大画像表示

 国内債券の期待リターンの数値がマイナスになっているのは、今後デフレから脱却したときに金利が上昇して債券価格が下落することを見込んでいるからだ。また、外国債券についても金利の上昇を見込んでいることや、為替市場を通じて国内債券との裁定が働くことを見込んで、マイナスのリターンが予想されている。

 幸い個人投資家は、「個人向け国債変動金利型10年満期」を買うことができる。これはプラスの利回りかつ元本保証で、さらに変動金利であるため長期金利(長期国債の利回り)が上昇しても値下がりしない。そのため、ベンチマークに連動した債券のポジションを持つ必要がない優れものだ。無リスク部分は概ねこれと普通預金でいい(細かいことをいうと、ネット銀行などの預金金利が「少し」いい場合があるので、興味の湧く向きは調べてみるといい)。