ゆとりある老後に必要な生活費の平均は
34万9000円という民間調査あり
将来に備えて、自助努力による計画的な資産作りを訴えた金融庁の報告書は闇に葬られました。
金融庁が6月に出したあの報告書です。報告書では標準的な高齢夫婦世帯の家計は、毎月5万円の赤字になり、95歳まで生きるなら、2000万円の金融資産が必要になると試算していました。ところが、ご存じのように厳しい批判を浴びることとなり、麻生太郎金融相が受理しなかった報告書は撤回されることとなりました。
しかし、公的年金は先細りが必至で、全面的に頼れないのは紛れもない事実なんです。ある民間の調査によると、ゆとりある老後に必要な生活費の平均は34万9000円。95歳までの30年間で、5000万円の金融資産が必要になる計算です。
報告書を非難したところで、資産は増えません。将来のために積み立てる余裕がある人は、少額でもよいから早めに、税の優遇制度を活用した「じぶん年金」作りに着手しましょう。
本特集「じぶん年金づくり実践編」では、投資初心者向けの解説から、実際に投資する際に役立つ情報を盛りだくさん掲載しています。特に、じぶん年金作りに際して、どのような考え方で臨むべきかという基本方針、基本姿勢はみっちりと紹介しています。
初回は9月24日(火)からお届け。最終回配信の29日(日)まで全9回の連載を予定しています。
#1 9月24日(火)配信
iDeCoにNISA、「じぶん年金」づくりに役立つ制度を徹底解説!
結局、iDeCoや、つみたてNISA、NISAって何が違うの!?
税優遇のある制度の仕組みやメリットに関して、職種や世代別に利用できる制度を徹底的に解説しました!会社員ならiDeCoと2つのNISAをフル活用しよう。
#2 9月24日(火)配信
配信老後資金をiDeCoとNISAで効率的に作る方法、指南します!
iDeCoや、つみたてNISA、NISAの三つを使って、効率的に老後資金を作る方法を指南します!資産形成は、早くスタートを切れば、毎月の積立が少額であっても、大きな資産を築きやすいのです。
#3 9月25日(水)配信
「じぶん年金」のための投信選び7カ条、もう金融機関にだまされない!
実は銀行や対面証券が勧める投信は、コスト高のものが多いのです。さらに、人気ランキング上位の投信が必ずしも最適な投信とも限りません。金融機関にだまされないための投信の基本を解説していきます。
#4 9月26日(木)配信
老後の高配当株投資で大事な「6つの条件」とは!?
老後のじぶん年金作りのためには、資産価値(株価)が下がりにくく、なおかつ安定的に高配当を見込める銘柄に照準を定めるのが正解です。じぶん年金に最適な安定高配当株投資で大事な6つの条件をお伝えします。
#5 9月27日(金)配信
「買っていいJリート」の見極め方、利回りが魅力で株より分配が安定的
少額から不動産に分散投資ができて、分配金の安定性が株式よりも高いのが魅力のJリート。ただし、単純に分配金利回りが高い銘柄を選ぶのはNGです。この回では買っていいJリートの見極め方を伝授します。
#6 9月28日(土)配信
米国株投資は魅力満載、日本株とは段違いの高成長や高配当も
米国市場に上場する大型のグローバル企業は、われわれの日常生活にも身近な製品・サービスの数々を送り出しています。そんな大型株こそ買いのターゲットです。個別銘柄投資のポイントを押さえましょう。
#7 9月28日(土)配信
【米国ETF投資】0.03%の驚異の低コスト、200万円以上なら投信よりお得
ETFは分かりやすさから、初心者にもうってつけの商品といえる存在です。規模を急拡大させています。米国のETFへも日本から投資できるものが多数あります。ここでは米国ETFの種類や買い方を易しく伝えます。
#8 9月28日(土)配信
【米国個別株投資】魅力的な世界的企業がズラリ、大型株こそ買いのターゲット
実は日本の金融機関関係者や日本株のストラテジストの多くが、オフレコや本音では米国株を勧めてくることが多いのです。歴史的にも右肩上りを続けてきた米国株の魅力を知り、今後も有望な米国株投資を考えてみましょう。
#9 9月29日(日)配信
投資信託の選び方、現役世代は世界の株中心で50代以降は債券にシフト
現役世代は株を中心に投資でも問題はないと言われています。しかし、年齢を上げるにつれて株式の比率を落とし、50代以降は債券の比率を上げるのがセオリーとなります。現役~50代以降の年代別の最適比率を指南します。
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