ヴァージンギャラクティックは株式市場への上場という大きな壁を乗り越え、宇宙旅行ベンチャーが経験したことのない領域に足を踏み入れた。ただ、こうした企業にとって公開市場は快適な環境ではないかもしれない。同社は28日、ニューヨーク証券取引所に上場した。UBSの予想では、民間宇宙業界の市場規模は2030年には8000億ドル(約87兆円)に達する。そのブームに投資家が気軽に投資できる道がようやく開かれた。同社は従来の上場プロセスは経ず、既に上場していたソーシャル・キャピタル・ヘドソフィアとの合併を通じて株式市場への参入を果たした。同社は英国の富豪リチャード・ブランソン氏が立ち上げた会社。富裕層向け宇宙旅行サービスを25万ドルで提供することを目指している。サービスは来年開始の予定だ。