欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とフランスの自動車大手グループPSA(旧PSAプジョー・シトロエン)が合併の可能性を協議している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。実現すれば、欧米をまたぐ500億ドル(約5兆4400億円)規模の自動車大手が誕生する。関係者の1人によると、両社は全額株式交換による対等合併を1つの選択肢として話し合っている。プジョーのカルロス・タバレス最高経営責任者(CEO)が合併後の新会社のCEOとなり、FCAのジョン・エルカン会長が新会社の会長に就く計画だという。関係者の1人は、協議は流動的で、他の意見や選択肢について検討する可能性もあると述べた。何らかの最終的な合意に達する保証はないとしている。