世界の投資家にとって、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を理解することはかなり難しかった。12月12日の実施が決まった英総選挙で、状況はさらに複雑なものになる。解散総選挙を求めていたボリス・ジョンソン首相は29日、野党・労働党の支持をようやく確保した。これは、議会の構成が変われば、ブレグジット期限延期の繰り返しに終止符が打てるという考えに基づく行動だ。期限は現在、来年1月に延期されている。しかし、総選挙の実施が投資家に大きな利益をもたらすかどうかは不透明だ。