発売即3万部の大重版! 今、話題のExcel本! 『神速Excel』の著者である中田元樹氏が、今まで語られてこなかったExcelテクニックをやさしく解説します。本連載で取り扱うのは“Excelスピードインパクト”というExcel操作を高速化する技術です。「高速化」と聞くと、「ショートカットを駆使して操作を行う」というイメージを持たれるかもしれません。しかしそれよりも、

・セルの移動と選択をスピーディに行う
・不具合が起こった際に瞬時に解決する
・スピーディにセルの値や数式を編集する
・関数を一瞬で複製する

こうした基本動作を「無意識レベル」で行えるかどうかがカギなのです。この土台の上にショートカットの知識が組み合わさり、初めて「Excelスピードインパクト」を実現できます。基本動作をわかりやすく解説し、一つ一つの仕組みを紐解いていきます。「基本動作」と「ショートカット」をマスターし、「達人の技」を身につけてもらうのが本連載の狙いです。

エクセル資料が「見やすく」なる25のショートカットPhoto: Adobe Stock

必ず役立つ25のショートカット

 本日は、Excelの書式を整えるショートカットをご紹介します。見やすく、わかりやすい資料を作るのに欠かせない25のショートカットです。

(1)「Ctrl & B」で太字にする。

(2)「Ctrl & U」で下線を引く。

(3)「Alt + H + B + A」で書式格子線(罫線)を引く。

(4)「Alt + H + B + N」で格子線(罫線)を取る。

(5)「Ctrl & I」で斜体にする。

(6)「Alt + H + 0」で小数点以下の表示桁数を増やす。

(7)「Alt + H + 9」で小数点以下の表示桁数を減らす。

(8)「Alt + H + M + U」でセル結合を解除する。

(9)「Ctrl & 1」でセルの書式設定を開く。

(10)「Alt + H + A + C」でセルの内容を中央揃えで表示する。

(11)「Alt + H + L + 1」でセルの内容を左揃えで表示する。

(12)「Alt + H + R」でセルの内容を右揃えで表示する。

(13)「Alt + H + H + N」で背景色を取る。

(14)「Alt + H + H」で背景色を塗る。

(15)「Alt + H + K」で表示形式を桁区切りスタイルにする。※負の数の表示形式は赤字で表示される。

(16)「Alt + H + F + G」でフォントサイズを大きくする。

(17)「Alt + H + F + K」でフォントサイズを小さくする。

(18)「Alt + H + F + S」でフォントサイズを任意に変更する。

(19)「Alt + H + F + C + 1」で文字の色を変更する。※Excelのバージョンによって操作が異なる。

(20)「Alt + H + W」で文字を折り返して全体を表示する。

(21)「Alt + H + O + I」で列の幅の自動調整を行う。「オルト ホイ」と覚える

(22)「Alt + H + O + W」で列幅を任意に変更する。

(23)「Ctrl & Shift & 4」で表示形式を通貨表示にする。

(24)「Ctrl & Shift & ^」で表示形式を標準表示にする。

(25)「Ctrl & Shift & 1」で表示形式を桁区切りスタイルにする。※負の数の表示形式は黒字。

 以上です。よく使うものは、指が覚えるまで練習してください。

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