ドナルド・トランプ米大統領は31日、米中の「幅広い貿易協定の第1段階」を調印する新たな場所の選定作業を進めていることを明らかにした。トランプ氏は11月にチリの首都サンティアゴで開催が予定されていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際に、中国との貿易協定に署名したい意向だった。だがチリ大統領はこの日、大規模な抗議デモを背景に会議の中止を発表した。トランプ氏はこの日、ツイッターに「新しいロケーションを間もなく発表する」と投稿。「習国家主席とトランプ大統領は署名する!」とツイートした。米中の交渉担当者らは、先月基本合意した第1段階について詰めの作業を進めている。トランプ氏はこの日のツイートで、第1段階は自身が要求する「取引全体の約60%」だとの認識を示した。