ソーシャルメディア上で先月繰り広げられた政治広告に関する偉大なる議論は、投資家に「トリック(いたずら)」と「トリート(ご褒美)」の両方をもたらした。フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、同社プラットフォーム上での言論の自由に加え、検閲なしの政治広告を擁護する冗長な演説を行った。それから2週間足らずで今度はツイッターのジャック・ドーシーCEOが、偽情報の拡散や不正操作のリスクを理由に政治広告を禁止するとツイートで表明した。ドーシー氏の発言は、さえなかった7-9月期(第3四半期)決算を受けて、ツイッター株価が1日で20%超も急落した数日後であった。またフェイスブックの7-9月期決算を受けた電話会見を約1時間後に控えたタイミングでもあった。ドーシー氏はライバルに巧みな「トリック」を仕掛けた可能性があるが、フェイスブックは引き続き「トリート」を手にしている。
FBとTwitterが政治広告で火花、笑うはどっち?
有料会員限定
あなたにおすすめ