どうなりたいのかも分からない

 まずは、事前に自分のバストアップと全身写真を送って、妹のeriさんによる電話での美容コーチング。これが、答えにつまるほど、細かい内容なのです。自分がどうなりたいのか、今の自分のどこが嫌なのか、どういうふうに言われると嬉しいか、自分のいいと思っているところはどこか、どんな有名人が好きでそれはなぜか、など。アラフォーを超えると、「自分がどうなりたいのか」も分からないことが多いのではないでしょうか?
「若く見えたい」でも「無理してる感は嫌」だったり、「年相応の威厳もほしい」「でも優しくも見えたい」だったり。

 しかし質問に答えているうちに、自分でも気づかなかった「なりたい自分」が見えてきます。私の場合、見えてきたのは「貧相感をなくし、さりげない上質感がほしい」という要望。えっ、そうだったのか、自分……。

 そして施術日当日。最初に自分メイクでのビフォア写真をとり、姉の山口直美さんによるカット、そしてポイントなどを教えてもらいながらのメイクレッスンとなります。そして、最後にアフター写真。これが冒頭のビフォア・アフター写真です。

 これまでも、仕事柄プロにメイクしていただくことはありましたが、「顔自体」が変わったように感じたのはこれが初めてでした。そして、たしかに、同じ洋服なのに「貧相感」が消えた…ような気がする! 教えてもらったメイクテクも、自分では、やっていなかったものばかりでした。