米病院運営大手アセンションが保有する多くの患者医療情報は、全米20以上の州などで計40カ所のデータセンターに分散されている。グーグルとアセンションはその全てをクラウド上に集約する野心的なプロジェクトに全力投球しており、医師や患者を取り巻く大きな変革が起こる可能性がある。アセンションはこの「プロジェクト・ナイチンゲール」の一環として、膨大な量の患者情報を一カ所に蓄積することを試み、より良い医療の提供を目指している。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は11日、同プロジェクトについて最初に報じた。アセンションは全米2位の医療システム大手で、事情に詳しい関係者によると患者約5000万人の医療記録が取り組みの対象となる。