ドナルド・トランプ米大統領は、自身が検討していた電子たばこに対する規制について、業界と利用者の反対を受け、判断を先送りにした。政府当局者が明らかにした。トランプ氏は11日、電子たばこ業界の代表者らと会談すると述べていた。この当局者によると、会談が今週行われたとしても、規制の概要が決まることはないという。何らかの指針が発表されるとの見方に変わりはないが、トランプ氏は、9月に若年層向けの甘いフルーツ風味付き電子たばこの販売禁止を目指すとした時より態度を軟化させている。ある政府当局者は、「トランプ氏が今月、ケンタッキー州へ向かう飛行機の中で、規制の概要を示したメモへの同意を拒否した」とする米紙ワシントン・ポストの報道が事実であることを認めた。