気がつくと、1日があっという間に過ぎ去っているあなたへ。
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)
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限られた時間を移動時間に使うのは正解か?
私はとにかく電車に乗ることが好きだ。
どこかの場所に行くことが目的ではない。電車に揺られ車窓を眺めるのが好きなのだ。
高校生の頃から、JRの「青春18きっぷ」を使って、日本全国を長時間かけて回っていた。
だが、社会人になり毎日仕事で忙しくなると、どこかに行くとしても新幹線や飛行機を使うようになってしまった。
なぜならば、「限られた時間を移動時間に使うのはもったいない」のではないかと思うようになったからだ。
でも、そうではないかもしれないと思うようになった。
役に立たない時間を持とう
著者累計100万部を突破した話題作『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』ではあるエピソードが紹介されている。
つまり、ヤン・イル氏は「自分が幸せになれること」を判断の軸にして行動しているのである。私はそこに惹かれた。彼は、自分にとっての幸せが何かを知っていて、それを追求することを恐れていないのだ。
では、ヤン・イル氏のように、「自分が幸せになれること」はどうやって見つけたらいいのだろうか。
そのヒントになるのが、「役に立たない時間を持つ」という考え方だ。
久しぶりにコンサートに行き、バンドの演奏が始まると、自分がどれだけ生演奏を愛していたかを思い出す。「この感覚を忘れていた!」と生きている実感が湧いてくる。そしてあなたは、もっと頻繁にコンサートに行こうと決心する。
――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(p311)
私は「自分が楽しいと思えることをすること」が、人生の充実度に直結すると実感した。
私にとっては、それが電車に乗る時間だったのだろう。
もちろん、人生には仕事や義務もある。やらなければいけないことはたくさんある。
しかし、それだけで毎日を埋め尽くしてしまうと、いつのまにか「自分が本当に楽しいと感じること」を忘れてしまう。
だからこそ、ときどき立ち止まり、「自分が生き生きとする瞬間」に目を向けてみてほしい。
つまり、「毎日が幸せな人」がやっている習慣とは、役に立たない時間をあえて持つことなのだ。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)









