米ネバダ州ラスベガス市は、交差点の信号機にカメラやセンサーを搭載し、交通パターンをリアルタイムで分析することで、渋滞を改善しようと試みている。人工知能(AI)を利用したこのシステムは、通行人に加えて自動車の数や進行方向などを計算するという。このシステムを搭載した信号機は今のところビジネス街を中心に30の交差点に設置されているが、今後3カ月で80カ所にまで増やす予定。市ではこれらの情報を元に、時間帯によって信号が変わるタイミングを調整したり、進入禁止などの道路標識を建てたりするなどした。ラスベガス市のIT技術部門ディレクター、マイケル・シャーウッド氏は「設置と試用を続けている段階だが、最大40%の効率改善を見込んでいる。つまり、赤信号であまり待たずに済むようになるということだ」と述べた。