韓国のサムスン電子は、米国で消費者向けクレジットカードを発行するため英銀大手バークレイズと協議中で、協議は進んだ段階にある。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。米国の消費者市場でより多くのビジネスを獲得したいサムスンとバークレイズにとって、新たなカードの発行は追い風となる。バークレイズは融資の拡大を狙っている。一方、サムスンは米アップルが金融商品開発で成功を収めたことを再現し、より深いブランドロイヤルティーの構築を目指している。サムスンは、米消費者向けの日常的な金融サービスで存在感を高めたい考えだ。最大のライバルであるアップルは、クレジットカードやデジタルウォレットといったサービスでこれを実現してきた。サムスンのデジタルウォレットは本国の韓国でこそ人気があるが、同社の消費者向け金融商品は米国ではアップルに後れを取っている。
サムスン、米国でクレカ発行目指す アップルに対抗へ
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