アメリカン航空グループはテキサス州フォートフォートワースの本社の移転に際し、新社屋に何を求めるか従業員にアンケートをとった。すると、飛行機に乗ったばかりの人が口にしそうな要望が寄せられた。「足元の空間を広くしてほしい」というものだ。新本社への従業員の移動は10月に完了した。デザイン会社ハーマンミラーが設計した特製デスクにより、以前よりもゆったりとしたスペースを確保できた。アメリカンの幹部ジョナサン・ピアース氏によると、新本社にプライベートオフィスはないものの、会議スペースは1000を超え、ラッププールとクリケットコーナーが計画されている。屋外の会議エリアは大型の防水モニターにパワーポイントのプレゼンテーションを映し出せるようになっている。仕切りの少ないオープンオフィスの騒音は有線放送のホワイトノイズで抑えている。「ボーズのヘッドホンをつけているようなものだ」とピアース氏は述べた。