1年の終わりが近づく中、SP500種指数は2013年以来の好調な年間パフォーマンス達成に向けて進んでいる。歴史によれば、株価は年末に向けて上昇し続ける傾向がある。昨年の米株相場は年末に急落し、12月は1931年以来の低調なパフォーマンスを記録した。世界経済の減速など昨年の下落を招いた一部要因は依然解消されていないが、今年も同じ基調をたどる理由はほとんど見受けられないとアナリストは指摘する。1950年代以降、米株の12月のリターンが2年連続でマイナスになったのは4回しかない。こう話すのは、ストラテガス・リサーチ・パートナーズのアナリスト、クリス・ベローネ、トッド・ソーン、トーマス・ディファジオの3氏だ。