世界最大の児童ポルノサイトを摘発するため国境を超えた作戦が行われ、世界各地で重い判決が下された――ただし、韓国を除いては。多くのコンテンツがアップロードされていたのは韓国であり、閲覧数も多かった。サイトの立ち上げと運営で23歳の韓国人の男は1年6カ月の実刑判決を受け、刑期は間もなく終了する。しかし韓国以外では、サイトの使用で有罪判決を受けた数十人がはるかに長い実刑を言い渡された。米国では児童に対する性的搾取未遂と児童ポルノ所持で男に10年の実刑判決が下され、英国ではわいせつ画像の提供と薬物所持で男に3年4カ月の実刑判決が言い渡された。サイトを運営していたソン・ジョンウ受刑者は米国でより厳しい処罰を科される可能性がある。米当局は10月、サイトに対する国際捜査の詳細を明かし、共謀、児童ポルノ、マネーロンダリング(資金洗浄)に関する9件の訴因についてソン受刑者を罪に問う起訴状を公開。米国はソン受刑者の身柄引き渡しを求めている。韓国法務部(省に相当)に身柄引き渡しの可能性についてコメントを求めたが、回答はなかった。
児童ポルノ処罰に甘い韓国、欧米と格差
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