米下院民主党は3日、ドナルド・トランプ大統領がウクライナを巡り個人的・政治的利益を得るために職権を乱用したとする報告書を発表した。報告書では、トランプ氏はウクライナに対しジョー・バイデン前副大統領への調査を発表するように圧力をかけ、ホワイトハウスでの首脳会談や軍事支援を交換条件にしたとしている。報告書は下院情報委員会での採決に先立ち公表され、トランプ氏は「自らの不正を隠ぺいするために明白で前例のない妨害行為に従事した」としている。トランプ氏に対する弾劾調査を主導する下院情報、監視、外交各委員会の委員長(民主)らは声明で「こうした行為が弾劾に値する違反に達しているかどうかを決めるのは議会にかかっている」としている。
「トランプ氏は職権乱用」 下院の弾劾調査報告書
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