『和田裕美の「売れる!」営業手帳2006』として発売以来15年、『和田裕美の営業手帳』の愛用者は高校生から80代まで、職種も営業パーソンに限らず教育関係者、デザイナー、土木・建築関係者、看護・介護関係者、コンサルタントなどに広がっている。
この手帳のリフィルは和田裕美さんが営業職時代に使っていた手帳をもとに設計されているが、「形式にとらわれず、使い方も書き方も自由に使ってください」というのが著者からのメッセージ。とはいえ、自分なりのアレンジをしていただくためにも、ここで基本的な使い方をおさらいしておこう。本記事では月間・週間スケジュール表の使い方について解説する。
1か月の予定を俯瞰する
月間スケジュールページ
『和田裕美の営業手帳』は、月初めの見開き2ページが月間スケジュール表になっている。
では、実際に使っている人の書き込み例を見てみよう。
1か月の予定を書き込み、グリーンのマーカーで囲んでいる日もある。このユーザーの場合、主に仕事の予定を書き込んでおり、絶対に仕事を入れられない私用のスケジュールをこのようにカラーで囲んで目立たせているそうだ。また、数日~何週間かのスパンで続くイベントは矢印を付けた線で表されている。
定番のレフト式で右ページをアレンジできる
週間スケジュールページ
『和田裕美の営業手帳』の週間スケジュールページは、左ページに1週間のスケジュール欄、右ページに自由記入欄という定番のレフト式だ。
週ごとのメッセージは、和田さんならではの温かい励ましの言葉があふれており、「元気が出る」「癒される」と愛用者から高い評価を得ている。
また、水曜日と木曜日を区切る線を太くした「水曜日の境界線」は、1週間の中にもう一つ期限を区切って、目標達成の確率を上げようとするものだ。金曜日までの目標を水曜日までに終わらせるつもりで集中力を発揮すれば確実に達成できるし、逆に週の前半にうまくいかなくても水曜日に切り替えて出直しを図ることもできる。
下の図では、右ページを2分割して使っている例を示した。2018年版から登場した4分割できる目盛りを活用し、左側には仕事のToDoリスト、右側にはプライベートのToDoまたは観たい映画などがリストアップされている。
ここで紹介した使い方はあくまで一例に過ぎない。皆さんそれぞれで自由にアレンジして使っていただきたい。