働き方改革が進む中、在宅勤務を許可する企業も増えてきた。情報通信白書(平成29年版)によれば、従業員301人以上の企業では導入済みが20.4%、検討中の企業を含めると約3割にまで広がってきている。100人のスタッフ全員が在宅勤務という、一般社団法人シェア・ブレイン・ビジネス・スクール代表理事の中山史貴氏に、効率よく仕事が進む自宅オフィスの作り方について執筆してもらった。(一般社団法人シェア・ブレイン・ビジネス・スクール代表理事 中山史貴)
机が広いほど仕事がしやすい
オフィスでは、用意された机やパソコン、その他機器などの制約があり、気に入らないからといっても、そう簡単に変えることはできません。もっと広い机が欲しいのですけれど、という要望など言おうものなら、「わがままな社員」だと思われてしまうものでしょう。
それが自宅であれば、快適な環境をつくることは自由です。広い机が欲しければ、そうすればいい!
一方で、机の広さ以上に仕事の効率に影響を与えるものがあります。それは、パソコンの画面の広さです。
こうした原稿を書く際に、何かの統計データを知りたいと思った際には、Wordの画面を最小化し、Google Chromeを開いて検索することになります。得られたデータを原稿に記載する際には、Wordの画面を前面に出し、分からなくなったらChromeに戻りと、何度もいったりきたりする必要があります。