米ツイッターは5日、初めての無担保債を発行した。利回りは当初予想を下回り、同社の潤沢なキャッシュフローが強い需要を引き付けたことを示した。投資家への売り込みから2日後となるこの日、8年物無担保債7億ドル(表面利率3.875%)をパー発行した。投資家の需要が強く、発行規模を1億ドル拡大した。利回りは当初のガイダンスの4.5%から低下した。4%を下回る利回りは、ジャンク(投資不適格)級の格付けを持つ企業としては極めて低い水準。ツイッターは投機的格付け企業としては異例の存在だ。S&Pグローバル・レーティングによると、9月30日時点で58億ドルの現金・短期売買目的有価証券を保有していた一方、負債は転換社債3本の22億ドルにとどまっていた。S&Pは12月2日の調査リポートで、ツイッターは向こう2年に年間キャッシュフローを約6億~7億ドル生み出すとの見通しを示した。
ツイッターが初の無担保債発行、利回りは異例の低水準
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