転職先でスピード出世できる人・できない人を分ける、入社後3カ月の成果転職後に実力を認められる人の特徴とは? Photo:PIXTA

転職後スピード出世できる人とできない人
その分かれ道は入社3カ月目にくる

 転職者はみんな企業が期待して採用した人たちですが、入社した後にすぐ実力を認められて出世していく人と、残念ながらそうはならない人がいます。その違いはどこにあるのでしょうか。

 第二新卒者ではなく、即戦力やエグゼクティブとして採用された人を前提に考えると、「入社後3カ月以内に何らかの成果を出せるかどうか」が重要なポイントです。周囲から「さすがですね」「すごいですね」と言ってもらえるようなアウトプットを3カ月程度で出せるとその後、仕事がポジティブに回りやすくなるからです。

 では、その成果は何かというと、多くの場合あまり明確化されていないのが現状です。そのため、入社する前にその点をきちんと会社側とすり合わせ、常識的な時間軸の中で、どのあたりがオファーに見合った水準になるのか明確にしておくことが大切です。

 たとえば、成果を数字で示しやすい営業職でも、取り扱う製品によって3カ月以内に受注できるものもあれば、もっと長いスパンの商談が必要なものもあるでしょう。仮に受注に3カ月以上かかる製品であったら、その受注プロセスを分解して3カ月以内に成果への進捗を見せられるようにすることです。