成果がないのに出世する人、仕事はできるのに没落する人の違い仕事で出世するかどうかの分かれ道は、完全な実力だけでなく人柄や行動を含めた「運を招く」サイクルが関係するようです

 仕事を始めて30年くらいたった。周りを見ると、サラリーマンとしての「勝ち負け」はほぼ明確になってしまっている(もちろんプライベートの人生は別だ)。

 友人たちと

「Aさんは、社長になったよね。すごいねー」
「ところで、どんな業績をあげたんだっけ」
「新聞によると、○○を育てたとか書いてあるけど、あの事業は前任の○○さんが成功させて、そのあとを受け継いだだけだよね」

 みたいな話を(若干の嫉妬?を交えて)したり、

「Bさんは、また転職したらしい」
「なかなか落ち着かないね。」
「真面目にがんばる人なのにね。上司に恵まれないのかな」
「ちょっと、最近こらえ性がなくなっているのかも」

 といった話をするようになった。

 それほど能力や実績があるとも思えないのに見事に出世する人もいれば、しっかりと仕事はしてきたはずなのに、窮地に追い込まれたまま浮き上がれない人もいる。どうも神様は万民に対して公平ではないような気がする。