経営者は「自分にしかできない個人の目標」を持つべきだ
来る新年、経営者はどんな目標を持つべきでしょうか Photo:PIXTA

経営者が会社の目標だけでなく
「個人の目標」を持つ意義

小宮一慶・小宮コンサルタンツ代表
小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表

 2019年も残すところ数日となりました。この冬休みの間に、2020年の目標を立てる経営者は多いはずです。しかし、その目標の多くは売上高、利益、新規出店、新製品といった会社の目標ではないでしょうか。それも大事ですが、経営者は会社の目標とは別に、「自分は今年、何をすべきか」「経営者である自分にしかできない目標とは何か」をしっかり考え、経営者個人として会社にどう貢献するのか、目標を立てるべきです。

 会社の目標だけを立て、従業員に「必ず達成せよ」と命じておいて、自分は“お付き合い”と称して平日ゴルフにうつつを抜かしているようでは、言葉は悪いですが、社員の稼ぎをピンハネしているのと同じことです。「ピンハネ社長」です。

 そんな経営者が会議の席で、「目標が達成できていない」と上から目線で叱っても、部下は腹の中で、「お前の部下なのだから仕方ない」と思うだけです。いずれ優秀な社員から辞めていくことになってしまうでしょう。

 だからこそ経営者は、個人として会社に貢献するための目標を立ててそれを社員に公表し、「地位が上がると大変だな」と思われるくらいの働きを見せるべきです。