まもなく年末年始休暇。のんびり過ごしたいと思う人は多いでしょうが、一方で一流の人たちはどんなことを考えながら休暇を過ごしているのでしょうか

 師走を迎え、多忙な日々をおくっている方が多いことでしょう。なかには、数多くの締切に追われ、「締切日まで間に合うのか」と頭を抱えている人や、膨大な仕事を抱え、「どうしたら終らせることができるのか」と頭を悩ませている人もいるかもしれません。

 そんな日々も、あとわずか。

 もうまもなく、冬期休暇がやってきます。まずは、のんびりしたいと思うのが正直な気持ちかもしれませんね。

 冬期休暇は、新年を迎える「節目」の時でもあり、来年のことを思い描く大切な時期でもあります。

 皆さんは、清らかな新年を迎えるために、どんなことをしていますか?

 「やっとゆっくりできるのだから、とにかくのんびりしたい」
 「やっと自由な時間ができるのだから、自分の好きなことをして過ごしたい」
 「やっと家族との時間をもてるのだから、家族と一緒に過ごす時間を大切にしたい」

 このように、人それぞれでしょう。

 「一流の人」と呼ばれる人たちも、その思いはそれぞれですが、必ず年末年始の間に、「あること」をおこなっています。

 それは、「ちょっとしたこと」であり、誰にでもある程度の時間さえあればできることです。

普段は強い“孤高のリーダー”が
年末年始にしていることは?

 その「ちょっとしたこと」とは、何でしょうか?

 それは、「自分の弱いところに目を向ける」という行為です。

 リーダーになると部下を抱えることになり、つねに、「理想の上司」でなければならないというプレッシャーから、人前で「弱み」を見せることができなくなっていきます。これは、リーダーの宿命のひとつかもしれません。

 なかには、「坂本龍馬のように強くあらねばならない」と思い、影でひとり切磋琢磨している方もいらっしゃいます。

 秘書は、そんな孤高な姿に触れる機会もあり、「リーダーには、特有の悩みが有り、それこそがリーダーとしての器を醸成することになる」ということもわかりました。

 わかりやすく言うと、いくら優秀な部下であったとしても、上司(リーダー)という立場にならなければ、本当の意味で上司の気持ちはわからないということです。どんなに優秀な部下であっても、部下というポジションにいる限り、見ることのできない世界があるのです。