状況認識と行動結果予測の正しい見積もりで致命的失敗を回避する

ただ、メリハリの前提となる見積もりを誤ると悲惨な結果が待ち受けています。

大事なプレゼンの資料に抜け漏れがあったり、長い付き合いのお客さんにいつものように気軽に話しかけたら急に機嫌を悪くされたり。こんなはずじゃなかったと後悔してもあとの祭りです。

・状況の認識{毎回のことだし慣れている/お客さんの様子は普段どおり}
・行動の結果の予測{再度チェックしたり、態度を改めなくても問題ないだろう}
・現実{それほど慣れていないのでチェックが必要だった/普段はフランクなお客さんが、今日は厳しいことを言おうと構えていた}

状況の認識と、行動の結果の予測と、そして現実。この3つの間のギャップが、不幸な事態を引き起こすのです。

側から見て凡ミスが多い人は、この見積もりが苦手なのでしょう。その結果ナメてかかって失敗しているように見えるだけで、当人たちにその自覚はないのかもしれません。

逆に言えば、正しい見積もりさえできれば、[みる→わかる→きめる→うごく→みなおす]といった一般的な思考プロセスをすべて踏む必要はありません。

これを可能にするのがOODAループ思考です。「状況の認識」と「行動の結果の予測」を瞬間的に正確に見積もって、必要なプロセス以外はスキップする。このショートカットによって、思考と行動のスピードは格段に速まります。