日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告が日本を離れ、現地時間30日に国籍のあるレバノンに到着した。複数の関係者が明らかにした。ゴーン被告は保釈中で、東京都内の滞在先を離れる許可は下りていたものの、保釈の際の条件で日本国内にとどまることが義務付けられていた。当局の監視を免れて出国に至った経緯は現時点で分かっていない。ゴーン被告は金融商品取引法違反などの罪で起訴されたが、無罪を主張している。関係者の1人によると、日本では公正な裁判が受けられないとの考えから出国に踏み切った。ゴーン被告は幼少期をレバノンで過ごした。関係者の話では、数日中に現地で記者会見を開き、日本を離れた経緯について説明する可能性がある。
ゴーン被告がレバノン到着、保釈中に日本出国
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