毎日忙しく働いているのに、なぜか将来に余裕がある気がしない。がんばっているのに報われている実感が持てない――そんなふうに感じたことはないだろうか。口コミで話題のロングセラー『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』(クルべウ著、藤田麗子訳)には、「何をすれば幸せになれるのか。何を手放せば幸せになれるのか」という本質的な問いが静かに描かれている。本記事では、その中から「お金持ちになる人の考え方と行動」について書かれた内容を一部抜粋し、紹介する。(構成/ダイヤモンド社・林えり)

お金持ちになる人がやっている行動・ベスト3Photo: Adobe Stock

①「なりたい姿」を明確にする

お金を増やす方法の前に大切なのは、「どうなりたいのか」を決めることだと著者は語ります。

「自分がなろうとする姿をはっきり定めて前に進まなければならない」
――『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』より

なんとなく働き、なんとなくお金を稼ぎたいと思っているだけでは、大きな成果にはつながらないということ。

「単に、他の人がやっているから、安定しているから、両親が望んでいるから、友だちがやっているから、そんな理由で生きていたら、あなたは決してお金持ちにはなれない」
――『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』より

つまり重要なのは、「周囲の期待」ではなく「自分の意思」です。

自分が本当に望む姿を考え、その方向にエネルギーを使える人こそが、結果として大きな成果を手にしていくのです。

②「失敗」を前提に行動する

成功している人ほど、実は失敗を避けようとはしません。

むしろ、失敗を「成長の前提」として受け入れています。

「失敗は欠かせない時間だ。その失敗によってのみ、あなたは学ぶことになるだろう」
――『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』より

一度の失敗で諦めるのではなく、そこから改善点を見つけて次の行動につなげる。

この繰り返しが実力を育てていきます。

本書では、「あなたは失敗するたびに、もっとうまくやれる方法を考え、実行していくだろう」と語られています。

お金持ちになる人は、特別な才能があるというより、「試行錯誤の回数」が圧倒的に多いのです。

③「もっとも重要なこと」に集中する

三つ目は、「本質的なこと」に集中することです。

成功する人は、枝葉ではなく「いちばん大事な部分」に時間を使うといいます。

たとえば飲食店なら、内装や宣伝よりもまず「味」。

作家なら知識量よりも「読者に届く文章」。

このように、「本当に価値を生む部分」に集中することが重要なのです。

そして著者はこう結論づけます。

「なりたい姿になるために本当に必要なことを見極め、ありったけの力を注ぐことが大切だ」

結局のところ、収入は「価値の対価」です。

本質的な実力を高めた人に、経済的評価がついてくるのは自然な流れなのです。

(本稿は『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』を元に作成しました)