まもなく新年度。春はなにかと変化の季節。新しい仕事、新しい役職に不安と期待を寄せる人も多いだろう。そこで本連載では、家電歴40年、2000以上の家電を自腹で試した勝間和代氏による本、『仕事と人生を変える 勝間家電』の中から、家電(テクノロジー)を使って生産性を上げ自分の時間を取り戻す方法を紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石塚理恵子)

頭の悪い人がついしがちな「最悪の考え方」ベスト1
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「もっと働けばなんとかなる」と思ってませんか?

 自分時間を手に入れるには、仕事の効率化が欠かせません。

 にもかかわらず多くの人は仕事に対してとかく「労働神話」を信じています。

 これは「もっと働けばなんとかなる」「もっと働いてなんとかする」と考えることですが、残念ながら21世紀は「労働生産性」の役割は小さく、多くが「資本生産性」に代わっています。

●労働生産性
「実際に人間が手や頭を動かして」得られる付加価値をベースにしたもの

●資本生産性
「コンピューターをはじめとしたテクノロジーや機械などのモノを活用して」得られる付加価値をベースにしたもの

手作業の時代は終わっている

 いまの世の中、手作り品がほとんど出回らなくなったのは、残念ながら労働によって生まれるモノの品質が全体的には低く、割高になったからです。

 だからこそほぼすべての製品やサービスは、なんらかの形で資本生産性(テクノロジーやモノ)を活用していると考えてください。

質・量を落とさず「さっさと帰る」

 改めて知っておきたいことは、21世紀は「資本生産性」が8割9割を占めており、「労働生産性」はあくまで補助か、資本を生み出すために使われているということです。

 ですから単純労働に頼っている限り、私たちの生産性は一向に上がりません。

給料が上がらない理由とは?

 典型的なのがチェーン店などでのアルバイト仕事で、こうした仕事はある意味「働くのは誰でも大丈夫」といったシステムが組まれています。

 時給1200円ぐらいで、ある程度マニュアルに沿って働いてくれる人であれば、誰でもこなせるように仕事が構成されている。

 だからこそこうした仕事の労働生産性の価値というのは、最低賃金あたりに落ちついているのだと思った方がいいでしょう。

すべては「ビジネス構造」が決めている

 このように大企業の生産性はほとんどの場合、資本生産性をベースとしたビジネス構造が決めています。

 しかし「全社員になにかしらの仕事を与えなければならない」となったとき、そこに「なんちゃって」な仕事が生まれます。

「社内向けのプレゼンテーション資料の作成」「議事録の作成」などがその典型ですが、顧客になんの価値もないのに、いつまでたっても社内にこうした仕事が残るのはそのためです。

テクノロジーを活用する

 でもだからといって、誰もが必ずしも企業の構造に一気にメスを入れられるわけではありません。

 そこでこうした環境にいる人に私がおすすめしたいことは、なんとしてもこのような構造に対して自分の能力を著しく費やすことは避け、労働のアウトプットの質量はキープしたまま、ラクに仕事を終える工夫をしてほしいということです。

 そのためにもこの本でご説明するような、さまざまなテクノロジーやモノ、時短に関するアイデアをぜひ取り入れてみてください。

(本稿は『仕事と人生を変える 勝間家電』からの編集記事です。本では生産性を爆上げするテクノロジー・家電を、商品名、価格を含め、具体的に紹介しています)