――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  今年の米経済が順風満帆だったとしても、株価に織り込まれた高い期待を満たすには不十分かもしれない。  大半のエコノミストは2020年の米経済動向について、非常に素晴らしいとは予想していない。貿易を巡る懸念は弱まると見込みながら、米経済の成長力は限定的だとも考えている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト調査によると、20年10-12月期(第4四半期)の国内総生産(GDP)は前年同期比1.8%増の見通し。これに対し、19年の成長率は推定2.2%だった。