新型コロナウイルスの感染拡大を受け、一部のバイオテク株が乱高下している。  22日の取引では、米マサチューセッツ州に拠点を置くモデルナの株価が一時11%高となった。同社が規制当局への報告書で、「現在の公衆衛生上の緊急事態に対応する見込みがあるワクチン」の開発に関して米国立衛生研究所(NIH)などと協力していると明らかにしたことが材料視された。ただ、株価はその後、4.9%高まで上げ幅を縮めて取引を終えた。  NIH内の国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の広報担当者は、新型コロナウイルスに対応するワクチンをモデルナと開発中であることを認めた。