賃金上昇
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 小売り、飲食サービス、医療・福祉業では、1人当たり固定資産が少ないため、生産性が低く、賃金が低い。

 だがITの進歩でソフトウェアなどの無形固定資産を増やすことが、この部門でも技術的に可能になりつつある。

 それによって、この部門の賃金が上昇し、経済全体の賃金も上昇する。

 筆者の試算では、上記の小売りなどの3分野の無形固定資産が倍増すれば、経済全体の賃金が約0.2%上昇する。

賃金が低いのは資本装備率が原因
小売り、飲食サービス、医療・福祉がとくに問題

 業種別の資本装備率などに関するデータは、図表1に示すとおりだ(注)。

 生産性の観点から、どの業種に問題があるかを見よう。