――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  フランスの自動車最大手ルノーに新しく就任するトップには、その厳しい職務においてひとつ大きな優位性がある。今後の利益に警鐘が鳴らされ、カルロス・ゴーン前会長の勾留と逃亡を巡るメディアの大騒ぎが起きた後では、投資家の期待値が低いということだ。ただ、まだ十分な低さではないかもしれないが。  ルノーは28日、ルカ・デメオ氏を7月に新最高経営責任者(CEO)に迎えると発表した。業界では同氏起用の臆測が広がっていた。ゴーン前会長の側近だったティエリー・ボロレ前CEOは10月、日産との関係が悪化した後に解任された。