日本でのリスク資産への投資割合は、16.1%

 それは「リスクを取って投資をしている」からです。家計資産の中のリスク資産というのは、「株式・出資金」「投資信託」「債券」などです。

 アメリカのリスク資産への投資割合は、53.2%です(下図表)。

アメリカでは、金融資産の約53%を投資に回して運用している
 

 アメリカの家計に占める、株や投資信託などのカテゴリーの割合は次のようになっています。「株式・出資金」33.2%、「投資信託」12.1%、「債券」7.9%、これらの合計は53.2%になります。

 ところが、日本でのリスク資産への投資の割合は16.1%です。

 日本の家計に占める、それぞれのカテゴリーの割合は、「株式・出資金」9.5%、「投資信託」4.8%、「債券」1.8%で、合計16.1%です。

 アメリカのリスク資産への投資割合の3分の1以下の水準です。

 このリスク資産への投資の割合の差が、アメリカと日本の家計の運用の成果、リターンの差につながっているのです