燃費も今や50ccとそん色ない。燃料供給方式がキャブレター式から電子式燃料噴射装置となったことなどで、125ccの燃費は1リットル当たり50~70kmに達している(ともに発進・加速・停止など、実際の走行状況に近い方法で計算するWMTCモードでの値)。

 例えば、ホンダのスーパーカブ50(50cc)の燃費が69.4km/Lに対し、スーパーカブC125(125cc)は66.1km/Lと同水準だ。

「125ccを運転できる免許を持っているのであれば、50ccを選ぶ理由はあまりない」(ヤマハ発動機販売)

 今の125cc人気のきっかけとなったのは10年3月にホンダが出した新型バイクPCXの登場だ。クラス初のアイドリングストップ・システムを採用して低燃費を実現、さらにデザイン、乗り心地などを向上。年間販売計画8000台のところ、発売3週間で7400台を受注する大ヒット商品となった。その後、他社も125ccクラスの商品を相次いで投入したことが、今の人気につながっている。

ホンダのPCX125ccクラスで最も売れているホンダの「PCX」

 こうした流れを行政も後押しする。

 警察庁は18年7月、道路交通法施行規則を改正し、普通免許(四輪)所有者によるAT小型限定普通二輪免許(125cc以下のオートマチック車)の技能教習の最短日数を3日から2日に短縮。週末の土日で取得可能となった。