イランのハサン・ロウハニ大統領は16日、米政府が同国に対して「最大限の圧力」をかけているうちは、ドナルド・トランプ米大統領が再選を果たしたとしても交渉に応じる考えはないと述べた。イランの首都テヘランで会見した同氏は「次の(米国の)政権が誰になろうと関係ない」と述べ、「圧力を受けている状況でイランは絶対に交渉しない」と発言。そのうえでトランプ氏が2018年に離脱した核合意に復帰するよう米政府に求めた。崩壊寸前の核合意に加え、米政府の制裁により経済が打撃を受けていることもあり、ロウハニ氏は国内で厳しい立場にあるが、最高指導者アリ・ハメネイ師から支持は得られていると述べた。同氏はこれまで2度にわたり大統領の座を譲ることを提案したものの、ハメネイ師に引き留められたという。
イラン、「最大限の圧力」下では米と交渉せず=ロウハニ氏
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