米国家安全保障会議(NSC)は24日、中国がウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)記者3人を国外追放としたことを受け、トランプ政権が同国に対する報復措置を検討していると明らかにした。米国で活動する中国政府系メディアに人員を削減するよう命じることも含め、「この悪質な行為に対してさまざまな対応」を検討しているとした。NSCのジョン・ウリオット報道官は声明で、「米国は中国政府によるウォール・ストリート・ジャーナルの特派員3人の追放を非難する」とし、中国に関する重要な記事を世界中の読者や投資家が読むことを妨げ、報道をコントロールしようとする新たな試みだとした。同報道官は検討中だとする対応について詳細を語るのは控えたが、別の政権当局者によれば、上級幹部らは一部の中国人ジャーナリストを米国から追放する可能性について協議しているという。
米、中国人記者の追放検討 WSJ記者追放への報復
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