神社本庁
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約8万社の神社を傘下に置く宗教法人、神社本庁。その不動産売買を巡り、上層部と業者の癒着疑惑を内部告発した元幹部職員2人への懲戒処分の是非を問う裁判が目下、大詰めを迎えている。そんな中、癒着を疑われた神社本庁の裁判担当の実務責任者として裁判所に陳述書を出した、神社本庁大幹部とその部下の不倫疑惑が浮上。現場写真と共に独自記事を掲載する。(ダイヤモンド編集部 宮原啓彰)

神社・神職の手本となるべき存在に
発覚した不祥事疑惑

 神社本庁の不動産売買の裏に上層部の背任行為があると真相解明を求めた結果、逆に懲戒処分が下った元幹部職員2人が17年、処分の無効確認を求めて東京地裁に起こした裁判(関連記事:「神社本庁で不可解な不動産取引、刑事告訴も飛び出す大騒動勃発」)。

 以来、全国の氏子や参拝者の“浄財”を主な原資として購入した不動産の不可解な売却疑惑に、神社界は大きく揺らいでいる。これまでに、疑惑について批判を浴びた神社本庁の実質的トップ、田中恆清総長が辞任を発表するも撤回し、上皇さまの義理の甥で神社本庁の象徴存在である鷹司尚武統理と激しく対立するなど、神社界の根幹を揺るがす混乱が続いているのだ(関連記事:「神社本庁総長の辞任表明を巡り、神社界上層部に『前代未聞の亀裂』」)。

 その裁判の証人尋問が先月の2月20日、同地裁で開かれたが、それに先立ち、まさに神社界の大分裂を象徴する陳述書(その裁判に関連する事情を知る者が証拠として提出する書面)が提出された。