2日の米株式相場は急反発。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、各国中央銀行が市場の安定と経済成長の維持に向けた対策を講じるとの観測が高まった。10年債利回りは一時、過去最低の水準まで低下した。ダウ工業株30種平均の終値は前日比1293.96ドル(5.09%)高の2万6703.32ドル。S&P500種指数は136.01ポイント(4.60%)高の3090.23、ナスダック総合指数は384.80ポイント(4.49%)高の8952.16で取引を終えた。市場のボラティリティーが高まる中、投資家は米連邦準備制度理事会(FRB)をはじめ主要国中銀が利下げなどの緩和策を講じるとの見方を強めている。トレードウェブによると、10年債利回りは先月28日の1.127%から1.031%まで低下する場面があった。