米国の多くの住宅購入希望者は、販売件数が30年ぶりの低水準にとどまる住宅市場に見切りをつけている。だが購入している人々は、ここ数年で最も高い割合で値引きを享受している。昨年の購入者の約62%が、当初の売り出し価格を下回る価格で住宅を購入した。不動産仲介会社レッドフィンの新たな分析によると、これは2019年以降で最も高い割合だった。当初の売り出し価格を下回って販売された住宅の平均値引き率は約8%で、12年以降で最大だった。購入者はさらに売り手から譲歩を得ている。これには、契約手数料や購入者の住宅ローン金利引き下げに使用できる現金が含まれる。値引きやインセンティブの広がりは、住宅市場が買い手有利に傾いていることを示す最新の証拠となっている。2020年から22年にかけては、極めて低い住宅ローン金利が大勢の購入者を引きつけ、力強い売り手市場だった。熾烈(しれつ)な入札競争が日常的に行われ、購入者は売り手の歓心を買うために多大な努力をした。
米住宅市場、買い手有利に傾く
昨年は米国の住宅購入者の約3分の2が売り出し価格より安く購入
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