米マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏が同社の取締役を退任する。ハイテク業界の企業取締役会の中では、アップル共同創業者スティーブ・ジョブズ氏が死去して以来の重要人物の退任となる。ゲイツ氏は米バークシャー・ハザウェイの取締役も退任し、慈善活動に注力する。マイクロソフトは13日、ゲイツ氏が引き続きサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)の技術アドバイザーにとどまると発表した。ゲイツ氏は1975年、学生時代の友人ポール・アレン氏と共にマイクロソフトを創業。急成長するパソコン業界で有数の大企業に育て上げた。2000年に最高経営責任者(CEO)を退任して会長になったが、活発に社内の事業に携わり続けた。