米大統領選に向けた民主党討論会が15日行われ、候補指名獲得を争うジョー・バイデン前副大統領とバーニー・サンダース上院議員(バーモント州)は新型コロナウイルス対策で一段の措置が必要との考えでは一致したもの、その対処法では異なる見解を示した。この日無観衆で行われた討論会で両候補者は共に、ドナルド・トランプ大統領が新型コロナウイルス対策を強化する必要があると述べた。今回の討論会では新型コロナに大きな焦点が当てられた。バイデン氏は「われわれはウイルスと闘っている」と述べ、ドライブスルー型の検査拡大や米軍による臨時病院建設を提案したほか、失業者の住宅ローン返済や中小企業への融資を手助けするための政府支援を求めた。