我慢して付き合ってほしいのだが、仮に金と銀の相場の乱高下が実際に何かを物語っているとしたら、どうなるだろうか。金相場の上昇からは、もっともらしいメッセージが三つ読み取れる。そのいずれについても、現状を完全に説明しているという確信を筆者は持てていない。だが、どれも多少の真実を含んでおり、株式、債券、為替の投資家たちが世界の極めて不確実な時代をどう乗り切っているかについて、何かを教えてくれる。西側諸国の制裁対象になることを恐れる国々はこの数年、外貨準備としてドルではなく金を購入してきた。しかし、ワールド・ゴールド・カウンシルによると、昨年、各中銀は金価格の急上昇に伴い、購入を減らした。その代わりに最近の金購入の中心になっているのは民間の投資家であり、特に上場投資信託(ETF)経由の買いが多くを占めている。民間投資家は懸念を抱いた中銀がもっと高値で金購入を増やすことを期待して金を買いあさっているだけかもしれないが、それはせいぜい希望的観測だ。
金・銀の急騰(と急落)に対する投資家ガイド
1月30日の急落、真実をはるかに超えた上げ相場に後乗りすることの危うさ示す
特集
あなたにおすすめ






