――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 *** 世界の株式市場はここ2~3週間で歴史的な急落を演じている。だが問題はそれだけではない。世界の株価は、今や忘れられかけている2018年12月の急落時の底値を探る水準に下げたにすぎない。 投資家にとって、これは期待が持てると同時に憂慮すべき点ともなり得る。 暗い側面としては、投資家が目前の危機に圧倒され、長期的な影響に十分注意を払っていない可能性がある。 1株利益成長予想は向こう1年より今後3~5年に一段と鈍化するうえ、予想には限界があり、不透明感が一段と強まっている。