デニムシャツらしく見えるアイテムも

春におすすめ!「デニムシャツ」のイケてる着こなし方Edward Berthelot/gettyimages

 デニムシャツの魅力は、他の多くのアイテムとのマッチングに長けているところになります。カジュアルなら楽ちんな中にも凛々しさを宿し、ドレスアイテムであるジャケットのインナーにすれば、そこには適度なこなれ感を演出してくれるのです。

 そこで、注意すべきこともあります。“デニムシャツ”と思って手にしたアイテムの中には、実際にはデニム素材ではないものをセレクトしている方も少なくありません。そんな方が勘違いしているのが、“シャンブレーシャツ”です。この2つに違いは?というと…生地の織り方と厚さになります。上のスナップ写真の中にも「“デニムシャツ”風だけど、これは違うな…」と思えるものも、それは“シャンブレーシャツ”でコーディネートしています。

 “デニムシャツ”は、その名の通り「デニム」からできているということなので、ジーンズに使われる厚手の綾織りの生地になります。タテ糸に太番手の色糸(一般的にインディゴブルー)、ヨコ糸にはタテ糸より少し細い白糸(晒し糸)を使います。素材は基本的に綿ですが、ストレッチ性のあるものはポリウレタンが入っています。

 そして“シャンブレーシャツ”はというと…「シャンブレー」とは「デニム」と一緒でタテ糸に色糸、ヨコ糸に白糸を使った平織りの生地になります。が、「デニム」と違ってこちらは平織りなので、白糸が表面にも交互に出てきて霜降り調になるのが特徴です。そして、「デニム」よりも薄手の生地のシャツになります。その中には、タテ糸をインディゴブルーに染めたものもあり、それを“デニムシャツ”だと勘違いしてしまう方も少なくないわけです。

 とは言っても、“デニムシャツ”も“シャンブレーシャツ”もいずれも同様に着こなしの汎用性も高く、しかも適度な力強さを着こなしに加えてくれます。さらに、汎用性も高い絶好のアイテム…。その厚さとともに、互いに先染めの素材なのでウォッシュ加工の度合いによって、その日の着こなしのテーマに合わせて選んで上手にコーディネートするといいでしょう。つまり、両方持っていることが吉となります(笑)。

 ちなみに、“デニムシャツ”に間違えがちな第三の存在も…。それが“ダンガリーシャツ”です。この「ダンガリー」とは、デニムの一種になります。ですが、デニムはタテ糸が色糸でヨコ糸が白糸なのに対し、「ダンガリー」はタテ糸が白糸、ヨコ糸が色糸という風に織りの組み合わせが逆になります。元々は薄手の綾織りが主だったのですが、現在は平織りが多く、ラフな生地になっています。

 …と、逆に難しくなったでしょうか。では、ここは気にせず、勘違いしてもいいでしょう。覚えておいてほしいことは、この“デニムシャツ”および“デニムシャツ”に類似するシャツは、この春に着こなしにとても重宝するアイテムだということ。このアイテムを自分のものにして、適度な男らしさとラフさを身に着けてください。

春におすすめ!「デニムシャツ」のイケてる着こなし方