米フロリダ州の16歳の少年は先週、新型コロナウイルス検査で陽性と診断されたことが検査報告書に記されている。だがその数日後、少年は2度目の検査で陰性となっていた。この検査施設の最高医療責任者(CMO)は、陽性の結果となった診断が正しいと主張している。オムニ・ヘルスケア(フロリダ州メルボルン)のがん専門医でCMOを務めるクレイグ・デリグディッシュ氏は、「偽陰性は問題だ。患者に対してウイルスがないと知らせることになるからだ」と述べ、そうした患者が知らず知らずに感染を広げる恐れがあると指摘した。医療専門家は現在、患者の約3人に1人が、感染しているにもかかわらず陰性の検査結果になっているとみる。ただ、入手可能なデータは限られており、各自の見解は科学的検証がない中で経験に基づき推計したものだと注意を促している。
新型コロナ検査の精度、感染広げる懸念材料
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