【ワシントン】米国のスパイ機関はすでに外国の選挙干渉や北朝鮮の核兵器開発をめぐる困難な任務に携わり、時として米大統領が自分たちの仕事を顧みないという目にも遭っている。そこに新型コロナウイルスという新たな障害が持ち上がった。  中央情報局(CIA)や国家安全保障局(NSA)といった主要な情報機関では、通信傍受を担当する数千人の職員がこのところ時差シフトを組んでいる。また、週替わりで最大半分の職員は自宅に留まり、残りの半分は仕事場に顔を出している。現旧の情報当局者が明かした。